会社情報

ごあいさつ

代表取締役井上 慎一郎

社会インフラ設備や大規模な工場、商業施設などが電力を主動力として稼働する現在、電力の入口となる受配電設備の役割はどんどん大きくなっています。

太陽電機工業は、日本が高度経済成長期であった1966年に創業しました。以来、時代とともに電力需要が高まり、多様化する中で、高低圧配電盤をはじめ受変電機器、制御・監視システムなど幅広い製品を大手配電盤メーカーからOEM受託することで独自の技術と経験を積み重ねてきました。

さらに今世紀に入り地球的な規模で温暖化対策が課題となり、脱炭素に向けた産業構造の変革が求められる中で、工場や施設のより大きな電力の需要、メガソーラーや風力発電といった再生可能エネルギーの発電施設などの送電・受配電など、特別高圧の領域での電力制御という重要な役割が求められています。

こうした変化に対応し、常に求められるものづくりを可能にしているのが自社一貫生産体制です。太陽電機工業の製品は、ほとんどが一台ごとに仕様が異なるオーダーメイド。一台ごとに求められる多種多様なニーズに確実に応え続けるために、営業、設計から製缶、塗装、組立、さらに据付まで、一貫生産を構成する分野それぞれの技術者が「技術力」に磨きをかけ新しい領域に挑戦しています。また、24時間稼働するレーザー複合機の導入、塗装のライン化、2022年には特別高圧盤専用の第2東工場を新設するなど、積極的な設備投資によって「生産力」を高めてきました。この技術力、生産力を背景とした一貫生産体制のポテンシャルをより高めていくために、私たちは「対応力」、人の可能性を大切にしていきたいと考えています。

実際に電力を使用する状況を想像し、お客様の思いを形にする太陽電機工業のものづくりは、お客様と一貫生産に携わるすべての技術者のチームワークによって結実します。互いに考えをすり合わせ、よりよい製品づくりへの思いを共有するコミュニケーションが必要なのです。これまでも現場での生産性を高め、技術者がそれぞれの知識やスキルを磨き、存分に発揮できる環境づくりを進めてきました。さらに近年の働き方改革の流れを受け、有休・育休の取得促進をはじめ、食事やミーティングができる快適な休憩スペースの新設など、「従業員一人一人の人生が潤うアシスト」を目指した取り組みを行っています。

こうして育まれる従業員の前向きな姿勢が技術力、生産力、対応力を牽引し、一貫生産体制のレベルアップにつながっていきます。そして太陽電機工業は独自の総合力による成長戦略を描き、これからもお客様の期待に応え、電力の入口から日本の生活文化、産業経済を支える会社であり続けたいと思います。

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