採用情報

先輩の声

太陽電機工業には、いろいろな入社動機、さまざまな個性・キャリアの人たちが集まっています。日本に何社もない「世界に一つしかない配電盤」をつくる会社ですから、ほとんどの人が入社してから仕事を覚え職務を担っています。社員全員に共通しているのは一人ひとりが目標・課題を見つけ、ステップアップしていこうという向上心にあふれていること。ものづくりの面白さに目覚め、日々の仕事で自信をつけて、さらなる成長を目指す。そんな先輩たちの声を通して、リアルな太陽電機工業に触れてみてください。

資材部資材課青木 由紀子

わたしの仕事

新しい盤の製作が始まると、設計から購入部品手配仕様書が資材課へ回ってきます。まずデータベースで標準在庫品か購入品かを確認し、購入品であれば仕入先と納期を設定して注文書を作成し、各仕入先に発注します。配電盤で使用する部品は種類も数量も膨大で、仕入先も約100社。トランスなど高額なものもあります。誤発注がないよう正確に発注することはもちろんですが、納期管理も大切。配電盤の製作スケジュールに合わせて納品していただかなくてはならないので、短納期の場合は電話で交渉することもあります。

太陽電機工業の強み

設計から組立、据付まで、すべて一貫して自社で行うことができること。そして、配電盤も一般的なものから特殊なものまで幅広く対応できるというのは強みですね。親から地元優良企業とすすめられ入社しましたが、今では私の会社という強い自負もありやりがいを感じています。スムーズに一貫生産を行うために自分の仕事を確実に行うことはもちろんですが、相手のことを考えながら自分の仕事を進めていくことが大切だと思っています。そのためには、関連する部署の人たちとのコミュニケーションは不可欠。日常の仕事でのやりとりだけでなく、懇親会やボーリング大会など、いろんな部署の人と話ができる社内行事には積極的に参加するようにしています。

これからの目標

配電盤と言われてもなじみがない製品なので、入社する前はピンとこなかったのですが、面接の時に「家庭にあるブレーカーの大きいもの」と言われたのも、つい昨日のようです。実際仕事は、部品の数は多いし、品名や型式だけではどんなものかわからない。そこで、時間に余裕がある時に資材課の倉庫に行って部品を見たり、どんな役割をする部品なのかを設計のスタッフに聞きに行ったりして少しずつ知識を増やしていきました。スムーズに発注ができるようになるまで半年から1年くらいはかかりましたね。資材課は一貫生産の要の部署だと思っています。これからも部品の知識を増やしながら、「私がいないと困る」という存在になれるよう確実な発注と納期管理に磨きをかけていきたいと思っています。

システム設計部第一課稲葉 勇樹

わたしの仕事

当社の設計は、大きく分けて回路の設計と構造の設計の2種類があり、設計技術者は25名ほど。私が所属する第一課は、主に配電盤の電気回路図を作成しています。私は入社するまで配電盤はもちろん、電気に関する知識もなくて、当初はかなり不安でした。一から電気の勉強をはじめ、スペックに合わせた部品の選定など、一つひとつ知識を増やしていきましたが、毎日のように新しいことを覚えなくてはならないのは大変でしたね。でも部署の先輩や現場の人たちから丁寧に教えていただいて、自分が作成した図面がスムーズに完成する度に達成感があり、だんだん自信につながっていきました。

太陽電機工業の強み

自社一貫生産を背景に、各OEM先、顧客ごとの要望に合わせて幅広いスペックのものづくりができるのは魅力ですね。同じような仕様の配電盤でも、まったく同じものは二つとありません。システム設計部には「設計基準」というバイブルのようなファイルがあります。代々の技術者によって引き継がれた知識・技術の集大成で、設計の手順などがまとめてあります。この基本に沿いつつ、物件ごとの要望に応えるために自分の視点、アイデアを盛り込んでいくのは設計の醍醐味と言えるでしょう。自分を含め、すべての技術者のチャレンジが新しい基準となって次の世代へと引き継がれていくことで、どんどん技術の水準を高めていけるというのも大きな強みだと思います。

これからの目標

今以上の仕事ができるように、知識を身に付けたいですね。当社の設計は経験からのスキルが大きく、上長の方の知識や視点の広さは本当にすごいです。そうした技術者に近づくために、自分の図面がどう組み立てられ、どんなポイントで検査をされるのかをもっと深く知り、一貫生産の効率と精度を高める設計ができるようにならなくてはいけないと思います。また、営業の方ともっとOEM先に出向いて、直にスペックに対する要望を伺い、自分の考えを提案できる技術者になっていきたいと考えています。

製造部製缶課宮本 大輔

わたしの仕事

レーザー複合機で切り出された部材を溶接して「枠」と呼ばれる骨組みを製作し、その外側に外装を取り付けるなどの板金作業をしています。当社の配電盤はモノコック構造が基本なため、製品の強度・耐久性、さらに仕上がりの美しさも私たちの仕事で決まってくると言えます。学校を卒業してから大手機械メーカーでオペレーターをしていましたが、子どもの頃から職人への憧れがあり、「自分の手でものづくりをしたい」という気持ちが強くなって当社に入社しました。当初は頭で覚えるだけでなく、例えば仕上げで使うサンダーの振動や音、溶接機の温度や距離感など、感覚的なものを覚えるのが大変でしたね。先輩に根気よく教えていただいたので、2年くらいで身に付けることができました。

太陽電機工業の強み

一言でいえば、対応力の高さですね。配電盤を製作する上で必要な工程をすべて社内で行いますから、変更や短納期にも対応できます。日々の仕事でも、次工程となる塗装の人たちとコミュニケーションは重要で、塗装の仕事がしやすいように、より美しい仕上げとなるように意見交換をすることもしばしばです。製缶工程は設計の指示がベースとなりますが、材質や大きさに合わせた最適な加工方法は私たちに任されています。新しい仕事に取りかかる度に部署のみんなで話し合い、協力し合いながら進めていきます。こうして実感できる一体感も当社の強みであり、一人ひとりの技術の向上につながっていると思います。

これからの目標

会社から検定料のサポートもあるので、入社してからクレーンやTIG溶接の資格を取得しました。職人として難素材加工や繊細さが求められる技術は極めたいですね。部署にすごく上手な人がいるので、追いつき追い越せることができたら一人前になれるかなと思っています。将来的には「職人を動かすことができる管理者」が目標です。仕事に応じた人員の配置や効率的な工程を考え、みんなが気持ちよく働ける職場にできたらと思っています。製缶は社内でも若い社員が多い部署。自分も先輩にしてもらったように、時には厳しく、根気よく指導していきたいですね。資質があるとすれば、「負けず嫌い」であること。例え失敗しても、同じ事を繰り返さない気持ちが上達につながると思います。
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