一貫生産体制

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数十年という時を超えて品質の高さを語る、
強さと美しさを究める塗装工程

配電盤など受変電、制御・監視システム製品は、一旦納入されると休むことなく稼働し続けます。あらゆる機械・構造物のメーカーにとって、経年劣化との闘い、長寿命化は大きなテーマと言えますが、太陽電機工業は30年50年という稼働期間でものづくりをとらえ、一貫生産体制によって実現しています。その取り組みの象徴が、塗装の美しさです。仕上げの指示、設置場所の特性、自然環境などに応じて、多種多様な塗料・塗装方法に対応しています。製品の品質を象徴する正面パネルは、塗装の仕上がりを重視した磨き鋼板が基本。塗装工程では前処理に始まり、下地処理、粉体・吹付塗装、焼付乾燥、検査という一連の工程に、最新機器を導入した設備と熟練の技術を一体化した3つのラインを構築し、効率と仕上がりの美しさを追究しています。
    • 前処理
    • 前処理
    • 全自動前処理機で表面の油膜を完全に除去し、リン酸亜鉛皮膜処理して耐久性を高めています。
    • 下地処理
    • 下地処理
    • 技術者が目視や実際に触れながら、パテや研磨によって表面を滑らかで均質にし、塗料の定着を促します。
    • 粉体塗装・吹付塗装
    • 粉体塗装・吹付塗装
    • 仕様に応じて、ポリエステル系ウレタン塗装、メラミン塗装、粉体塗装などを行います。
    • 焼付乾燥
    • 焼付乾燥
    • 仕様に応じて強制乾燥、または自然乾燥と強制乾燥を組み合わせます。
    • 検査
    • 検査
    • 表面のキズや塗装ムラはもちろん、塗装膜の厚さも検査します。

厚く、強い、独自の塗装スペック

塗装の美しさは膜厚と大きな関係があります。一般的に膜厚の平均値と言われる30μは、太陽電機工業では最低膜厚の設定。正面パネルなどの外面で60μ、通常では人目に触れることのない内面も40μを標準設定としています。また、通常製品はメラミン塗装、粉体塗装を行いますが、海に近い屋外など厳しい自然環境向けには耐塩・耐酸塗装、さらに重耐塩・重耐酸塗装用のウレタン吹付塗装も行います。

半世紀先でも納入時の美しさを

太陽電機工業が目指すのは、50年後に更新したとしても納入時の美しさを維持する塗装。その思いを実現するために、工程ごとの品質を高め、理想的な塗装ラインを構築しています。
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